TOHOシネマズ日本橋で鑑賞。ファーストデイなので1200円。お客さんもそこそこに入ってました。
時代は1920年代、日本は関東大震災が起こった頃。イギリス本土で内戦が起こっている中、架空の離島でのお話になります。
通信手段は手紙。移動手段は歩くか馬車です。
テレビもラジオもない。娯楽はパブで酒飲むくらい。
住民が高齢化する中で、酒飲み友達が突然の絶交宣言。理由は静寂が欲しい、バイオリンで作曲して曲を残したい。そして最もひどいのが、お前が退屈だから。と言われてしまった。
何とか中を取り戻そうとするも、今度話しかけたら指を切ると。そして本当に人差し指切って、次は4本全部切るという暴挙に。切った指を玄関扉に投げつけて、大事な飼っていたロバが飲み込んで死んでしまう。怒りが収まらない主人公は相手の家を燃やしてしまう。
もう誰がどういけないのかよくわからなくなってしまう最後。何の刺激もない孤島でただ歳をとっていく中で老人が何を考えて孤独と向き合い生きていこうとするのか?この時代でないとわからない悲哀を表す映画でした。