レグルス

映画オタク

イチケイのカラス

TOHOシネマズ錦糸町でレイトショーで観てきました。

ドラマは欠かさず観るほど好きな内容でしたが、劇場版はドラマと比較すると少しペースがゆっくりでスピード感が緩く感じられました。ただ後半一気にストーリーが展開していくにあたり、ちょっと衝撃というか、そうくるかって驚いてしまいました。ここは迫力ありましたね。

この映画を観て感じたのが、まずオメラスの理想郷。平和な街はある1人の犠牲者のもとに成り立つと言うストーリーがあるが、この舞台となる街も犠牲を知らないふりして過ごすことで平和が保たれると言う何とも不幸な内容が出てきて、ここは思い知らされます。

それから法が残酷だと言うこと。

法治国家は必ずしも正義にはならず、時には多くの人を不幸にしてしまうかもしれない表裏一体の怖さを抱えていると言うことです。今回も法の正義に則って判決を出した結果、街全体が死に絶えると言う結果になり、入間みちおも坂間千鶴もやりきれなかったでしょうね。これ観ると法の世界で働きたくないと感じてしまったのは私だけでしょうか?f:id:yokotat64:20230326234249j:image