レグルス

映画オタク

生きる LIVLNG

TOHOシネマズ錦糸町オリナスで観劇です。

事態に合わせた映像もさることながら、やはり映画の出来はとても良かったです。役所で事務処理仕事しかしてこなかった男が突然の癌宣告。人生を楽しもうと酒に溺れ、若い女性に言い寄ら、仕事もサボっていましたが、突然職場に復帰すると、棚上げになっていた公園増設案件に積極的に絡み出し、役所の各部署に働きかけながら、ついに作ってしまう。そして、できた公園のブランコに乗って雪の中で命を失うというお話。黒澤明の映画のポスターのシーンに重ね合いました。

亡くなってから、同僚、元同僚の女性、公園増設に関わった人たち、そして警官の回想シーンが涙を誘いますが、後で考えると、本当に役所の仕事って暇つぶしみたいなもんなんですかね。嫌な仕事は棚上げにするって、住民のことをどう考えてるのかな?ちょっと腹立たしく感じました。

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