レグルス

映画オタク

コットンテール

TOHOシネマズ日本橋で鑑賞です。

おそらくうがった見方になるかもしれませんが、男性から見て家族を守るということ、認知症の奥さんを守るというのは愛情ではないように思います。男としての義務感のようなもの。それは男性と女性の違いにあると思ってます。この役柄で錦戸亮は愛情を持って父親と接しているのが分かります。これはリリーフランキーの奥さんに対する想いと決定的に違うことが感じ取られました。リリーフランキーは愛情ではなく義務感で行動している。だから勝手に行動しようとするのです。そこに子供たちの助けはいらないと感じている。だから家族として成り立っていない関係性が推測されます。

自分も2年前母を亡くし、高齢の父親をみている立場として本作を興味深くみていたのですが、普通の批評とは異なる感覚で感想を述べました。そこには家族愛というものを受け入れられない自分がいました。

⭐️⭐️⭐️⭐️

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