レグルス

映画オタク

大いなる不在

TOHOシネマズ日比谷シャンテで鑑賞です。グッときますね。この映画の認知症に対する問題提起と、1人の老人が認知症になって行く過程で周囲に何が起こって行くのか?一つ一つの事象が明らかになって行くことで、なんともやるせない辛さを感じていく展開になってます。

藤竜也の好演が光りますね。ダンディでありながら大学教授としての過去の振る舞いを守りながらも、時として自分の異変に気づきながらどうしようもない現実を受け入れざるを得ない、この表現をとても上手く演じています。そして周りで振り回される森山未來原日出子が心揺さぶられます。演技派が集合することによりこれだけの感動する映画になるんですね。最初の警察のシーンがなるほどと思えたところも上手かったです。

森山未來が仕事で演じる舞台俳優の演技とリンクするところまで追えていないのが残念。確認したかったけど、パンフ完売でした。

⭐️⭐️⭐️⭐️

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