レグルス

映画オタク

エンパイア・オブ・ライト

TOHOシネマズ錦糸町で鑑賞しました。

最近の映画は高齢者をターゲットにしてるのが多いのかな?「イニシェリン島の精霊」に重なるものがありましたが、こちらは女性版。舞台は映画館でそこで働く人達の現在の苦悩が描かれていて、特に高齢者の生き方とこの時代の人種差別問題をテーマとしています。日々が何と無く過ぎいく中で、静かに、けれども熱い思いが伝わってくる映画でした。年齢と人種は共に差別という観点から問題提起されていましたが、そこに何らかの解決が見られるわけでもなく、絶望だけが漂うわけでもなく、鑑賞する側がどう考えるのか、そういう意味では大変見応えがある映画だったと思います。

ただ、昨日から上映で金曜の仕事終わりの時間帯でもほとんどお客さんがいないのが少し残念ですね。f:id:yokotat64:20230318234326j:image