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【書評】蒼海館の殺人 阿津川辰海

前作の続編となるこのミステリーは文庫本でいわゆる立つ本。分厚いのです。

学生探偵葛城くんは前回の事件のショックで引きこもりになる設定で、友人のワトソン役の田所くんがその友人と家を訪問するとそこは大豪邸。親は政治家、兄が警察官、そしてなぜか、田所くんのお兄さんが登場するオールスター総出演。そんな中、葛城くんのお爺さんが死んで葬式など大変なところでお兄さんが猟銃で殺害される。お爺さんも殺害されたのではというプロットの中、招待された人たちが謎の死を遂げていき、ようやく葛城くん立ち直って推理を披露するというものでした。しかも今度は台風に見舞われ川が氾濫。館はどうなるのってこの前の火事と同じような背景があり、これって映画化すると結構面白いと思いました。

犯人は誰か?祖母が疑われ、姉が疑われ、異母兄弟の登場でついに「犬神家の一族」かって思ったらなんと死んだはずの兄が・・・😵

これは「ソウ」でした。ってかホラーだわ。