レグルス

映画オタク

π<パイ>デジタルリマスター版

ホワイトシネクイント渋谷で鑑賞です。

「ボーはおそれている」以来のA24作品、白黒映画ですがそれなりの迫力があります。主役の数字に囚われた男。株価の変動の規則性を数学で立証しようとする中で、強烈な頭痛と闘いながら狂っていく様が描かれています。顔が徐々に変わっていく演技もすごい。夢野久作の「ドグラマグラ」のように見ているうちにこちらが発狂しそうになる、でも自分は結構面白く、笑いながら観ていました。もしかしたら自分の方が狂ってるのかもしれませんね。

劇中に囲碁が出てくるのですが、株価の変動に関しても、まさに自分の日常が映画の中に出てくるので、面白くて笑えたのかもしれません。そもそも、どんな映画かと批評するのが難しいくらい。これぞA24作品ですよね。

最後のシーンでドリルを目に刺さなくてよかったです。笑

⭐️⭐️⭐️⭐️

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