レグルス

映画オタク

PERFECT DAYS

TOHOシネマズ錦糸町オリナスで鑑賞です。

これだけ退屈な映画が本当に面白く観れたのは、役所広司だからですよね。ものすごい演技、まさにパーフェクトでした。

トイレの清掃員の仕事をただ毎日繰り返しながら、同僚の恋路に巻き込まれたり、妹の娘が遊びにきて数日過ごしたり、好きな小料理屋の女将さんの過去に関わったり、ってそんなぐらいのストーリー展開しかないのですが、飲み屋さんとか古書店や銭湯の人間関係だけで、すごくドライな生き方をしているこの人生がとても素敵なものに見えてしまう不思議さに囚われてしまいました。

ただただ、日々の仕事の繰り返しの毎日が意味のあるものに見えてしまったこの映画で救われるパシネスマンも多いのではないでしょうか?僕もその1人でこれから年老いていく中でも少し勇気が出てきました。今年のベスト映画に仲間入りです。

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