レグルス

映画オタク

罪の声

グリコ・森永事件を題材にした映画です。2013年の作品。

NETFLIXで鑑賞しました。

野木亜希子さんの作品で、実話をベースにしたフィクションとして当時を知る世代にとっては楽しめる映画。小栗旬が新聞記者役、星野源は犯人関係者という豪華な配役で、それぞれが事件の真相を解明していく過程で繋がっていく140分の大作邦画。飽きずに結構引き込まれますね。実際に犯人のテープに子供の声が使われている点に関しては、確かにそんな理由も考えられますよね。3人の子供のうち1人が殺されてしまうシーンは本当に切ない。その弟が自殺も考えながら生きていく凄まじさも東野圭吾なら作品化するんじゃないかななんて下衆な考えを述べましたが、原作は塩田武士さん。あの大泉洋主演の「騙し絵の牙」の作者さんです。それを野木さん脚本なんてこれは面白いはずですよね。なんとなく納得してしまいました。

演じている俳優さんたちもいいですよ。この年は日本アカデミー賞で「Fukushima 50」と分け合うような受賞ラッシュしたのですが、両方ともいい映画。コロナ禍で映画見れない年にスクリーンで観れなかったのは残念でしたが、NETFLIXで観れてよかったです。f:id:yokotat64:20230315213014p:image