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映画オタク

轢き逃げ 最高の最悪な日

2019年の映画。NETFLIXで鑑賞です。

水谷豊が監督主演という異色作ですが、本当に素晴らしい映画でした。ストーリーが進んでいく中段々と引き込まれて行き、思わぬ展開に作者の言おうとしたことがよく伝わりました。

ある一つの轢き逃げという事件から、

犯人の視点、被害者の視点、犯人の親友の視点、そして被害者家族の視点で、事件前後の心理描写がとてもうまく交錯し、一つの映画として成り立たせられたという、2時間飽きさせない映画になっています。

犯人の親友がとてもサイコパスで、ちょっとありえないだろうなって思いましたが、本来男というのはここまで友人に心酔することはありません。自分の経験からしても、いくら仲がいいとしても、その仲を持続するためにはそれなりの距離感が必要で、ここまでくっつくなはないなと肌で感じます。f:id:yokotat64:20230320002304j:image