レグルス

映画オタク

本気のしるし

NETFLIXでの連続ドラマ、4時間以上になりますが、これも2020年に再編集され劇場公開されています。

今回はドラマ版を観ましたが、素敵なクズが出てくる趣深い映画です。つまり作品としては良いと思うのですが、登場人物それぞれがクソと思われる人たちで、分かってはいるのに自分から不幸に飛び込んでいくような人たちの話。観ていてなんで?の連発で嫌になります。でもこれでもかこれでもかと繰り返すところがタイトルの「本気のしるし」なんだと思います。

サラリーマンの辻くんは細かいところが気になり、ほっとけないことをほっとけないと考える人。見ず知らずの女の子にお金を渡すところはすごいし、ヤクザに借金120万円立て替えるなんてどんだけ金持ちなのかなって思ってしまうところです。

辻くんが最後ホームレスになっていく末路を見ていると、この女の人が下げマンであることは確実。関わった人はみんな不幸になるし、あのヤクザですら身を隠さなければならなくなるほどヤバい人。最後に辻くんとこの女の人が結ばれるのは、辻くんもとことん不幸になるだけだと感じましたし、後日談は見たくないです。f:id:yokotat64:20230315214554j:image